2005年06月16日

小さな中国のお針子

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映画「小さな中国のお針子」、フランスに移住した中国人監督による中国が舞台のフランス映画。
池谷薫監督の延安の娘と同じ中国の文化大革命が舞台背景だ。
監督の実体験を元にした物語で、都会人の主人公2人の若者が下放政策で山奥に再教育として送られ、現地の娘(お針子)に恋をする。主人公は文盲の娘に西洋の書物を読み聞かせ、自由を教える。
結局、娘は自由を求め、都会へと旅立ってしまう。
ちょっと西洋の美化が鼻につくけど、舞台となった景色はとても美しく、ピュアーなストーリーだ。

映画の中で、都会で洗練されていた主人公は「娘を無知から救済したい」という意味のことを言った。
この言葉が印象に残ったけど、
救済する側の無知度によって、救済にならない場合があるだろうなぁ。
あらゆる争い事は、ほとんどが無知によるものだと思う。
自分自身を考えると、自分の無知がどれくらいのものかも検討がつかない。
いろいろ知る度に、それまで知らなかった自分が愚かに思えるし、
それを知るまでは何を知らないのかがわからない。何を言ってるのかもわからなくなる・・・(-.-)

ようするに、世界中で争い事や理不尽なことが今だになくならないというのは、この映画の娘(お針子)だけではなく、自分も含め、世界中がまだまだ無知から救済されていないということだ、と思ったのでした。

Posted by day at 2005年06月16日 17:08