Artist: Fleetwood Mac Title: Tusk [Expanded] IMPORT

1979年に出たフリートウッドマックの「タスク」のリマスター版+アウトトラック版の2枚組。(2004年3月発売)
リマスター版の出来はとてもいいです。CDの通常版では1曲めの「Over&Over」は
ドラムスの高音部分は割れに近いくらいにキツイ周波数が出ていたのが、今回のリマスター版では改善され、低音もきれいで音圧もとても広がっていてすばらしい。
アウトトラック版は、大好きな「Over&Over」が別バージョンで聞けて感動でした。
別バージョンといってもベースラインが少し違ったり、コーラスが入っていなかったりで、アレンジ的にはオリジナルと9割ほど同じ。スティービーニックスの「Sara」のアウトトラックはアレンジが未完成でコーラスが全然違ったりします。またミックス前なのでトラック数が少なく1パート1パートがきれいな音色で、特にスティービーニックスのボーカルはこちらの方がレアでスタジオで練習を聞いている感じがします。
フリートウッドマックファンにはたまらない1枚ですね。(あっ2枚だった。。)
Artist: XTC Title: Black sea

1980年のアルバム。XTCっ知ってる人はかなりのフリークで、中途半端に知っている人は少ないように思う。音楽センス的にはビートルズにも匹敵するほどだと思うけど、その実力に比べると商業的には決して成功しているとは言えないようだ。かわいそう。
もっと認められていいと思う。玄人受けというかミュージシャンからは尊敬されているようだ。
かえってそういう人って世間一般にはあまり受け入れられないことがあるようで不思議な感じがする。
僕の周りではXTCファンは多いけど。
ところでXTCのアルバムはどれもいいけど、特にこのBlack sea は当時レコードで聞いた時の鮮烈さは今も忘れない。Towers of London は各パート(キター、ベース、ドラムス)を今も成りきって真似しながら聞いてます。80年代のビートルズってとこでしょうか?
雨あがる

寺尾聡演じる貧乏侍と、宮崎美子演じるその妻の物語。
剣術の達人なのに、なかなか仕事にめぐまれなかった貧乏侍、ひょんなことからお殿様に剣術の師範代に抜擢されそうになってよろこんでいたところ、以前賭け試合をやったことが発覚し、結局
殿様の使いの者がやって来て、そのことを理由に師範代を断わられた。
その場にいた妻が、こう言う。
「賭け試合はいけないことだと思う。しかしその賭け試合は夫が貧しい民のためにやったもの。大事なことは、『何をやったか』ではなく『何のためにやったか』です。あなたがたのようなデクの棒にはわからないでしょうけど・・・」痛快なセリフで、また、とても心に残った。
今日イラクの日本人人質3人が開放された。ほんとによかった。
人質の家族の『愛』が人質を救ったと思う。『愛』の反対は『無関心』だと誰かが言っていた。
誘拐は当然いけないことだけど、彼らは少なくとも資本主義国家で起こるような金目当てでやったわけではないと思う。
イラクの彼らは何のためにやったのか、無関心をやめて『愛』を持って知ろうとしなければ、と思う。
我が国の政府もそうしないと、デクの棒と呼ばれる。
・・・天声人語風になってしまった。オヨヨ
title: ジプシーのうたを求めて(インド・ラジャスターン州)

20年ほど前インド旅行の最中に、列車が駅で停車しているわずかな時間に、目の見えない少女が小銭をもらうため、歌を歌いながら列車の中へ入ってきた。
その少女の歌声はまるで天使のような美しさだった。
カルカッタの路地裏で、少年とその家族が太鼓と共に歌を歌っていた、いわゆる大道芸人だ。
少年の歌声は力強く心に響く。
ネパールの山奥では老人が小さい弦楽器と共に吟遊詩人のように語り歌を歌うのを聞いた。
そもそも音楽っていうのは、当然だけどCDで売られているものだけじゃない。
昔々、野良仕事をしながら、漁をしながら、悲しい時、うれしい時に自然発生的に音楽があったと思う。音楽が元気づけてくれたり、癒してくれたりするのは今も昔も変わらない。
今世の中には商業音楽と純粋な音楽がある。見分けるのは難しい。
ただCDというメディアを売るために心無い大人がただ売ることだけを考えて作った商業音楽はまっぴらゴメンだ。
このCDは、それとは対極のまさに純粋な音楽、流浪のジプシーたちの自由な音楽だ。
現地で直接聞くのが一番だが、普通簡単ではないのでこのCDで疑似体験できるのはありがたい。
Artist: Tom Waits Title: Closing Time

もう30年も前に出たアルバム。
1949年生まれのトム・ウェイツが、1973年に出したファーストアルバム「クロージングタイム」。
ということは、なんと23才か24才だったんだ。なんてことだ。
ジャケットの様子からも地下のバー(?)で少し酔った様子のトムが気だるい雰囲気でピアノのそばに
たたずんでいる。右上の時計の針は3時22分、どう見ても深夜の3時22分だ。
このジャケットは、実にこのアルバムを表現している。
真夜中に一人で静かに聞く、そんな音楽。この若さでこの成熟した音楽、
1曲めのオール'55 からかっこよすぎるくらいカッコイイ。
当時、リッキーリージョーンズが恋に落ちたのも納得が行く。最近ではノラジョーンズもトムの曲を
カヴァーしていた。ミュージシャンも憧れるミュージシャンってことかな。
30年経った今でもまるで色あせることはない。
Artist: Steely Dan Title:Everything must go

昨日テレビで、「老いてもセンスは鈍らないどころか成長する。」とピカソを引き合いに言ってました。
たしかに、そうだと思う。
音楽業界でも、このスティーリーダンをはじめ、ルー・リード、ニール・ヤング、スティーヴ・ウィンウッドなど
最近出したアルバムはどれも驚くほど良い。衰えどころか進化さえ感じる。
センスは鈍らない。センスは鈍らない。・・・・念仏のように唱えよう。
ところでスティーリーダン、大好きでほとんどのアルバムを持ってます。
ハイセンス、インテリジェンス、ウィットネス、そんな言葉が似合う音楽。
まるで僕にピッタリ。・・・オヨヨ
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いつも仕事でオフィスに閉じこもりっぱなしだけど、うっかり桜が散るといけないと思い、
今日は今年はじめてのマウンテンバイクで近くの桜並木へ出かけました。
どんな時でも毎年綺麗な花を咲かせる桜は偉大ですね。
Artist: Randy Newman Title: The Randy Newman Songbook Vol.1

昨日に引き続き、大人の音楽つながりで、ランディニューマン。
有名な人だけど、実ははじめてまともに聞きました。ベテランのシンガーソングライターです。
歌はそんなにうまいわけではないけれど、味がある。とても。
このCDを聞いてはじめて知ったのですが、このアルバムの2曲目にLouisiana1927という曲が
入っています。この曲は以前からとても気に入っているアーロンネヴィルの「ウォーム・ユア・ハート」
に収録されている曲だったのです。アーロンはこのカヴァーをやっていたのをはじめて知ったというわけです。アーロンのバージョンもとてもいいけど、本人のバージョンはさらに深みがあり、ジーンとします。
こういう風に年を取るというより、年輪を重ねるというかっこよさがいいです。

このアーロンのアルバムも最高です。
Artist: ELVIS COSTELLO Title: NORTH

ドラマ「空から降る一億の星」に主題歌として採用されたスマイルでコステロファンでない人もなんとなくコステロの歌を耳にしていると思います。2003年9月にリリースされたアルバム「North」、昔のやんちゃさは消え、円熟味を増した誠に大人の音楽だ。大人の僕にはピッタリ・・。
ダイアナ・クラールと結婚したしプライベートでも充実してるんだな、と思う。
これも全曲捨て曲がなく、すべて良い。ゆったりとした曲調でロッカーというより歌手って感じで歌っている。そう、”歌っている”という感じ。その感じがいいんだと思う。
ストーンズみたいにいつまでも昔のままに、というのもいいけど、
年とともに成長し、変わって行くのもまたいいな。
人生もそうあるべきなんだな・・・と、思わせてくれるアルバムです。
Artist: George Harrison Title: George Harrison

とてもよく聞いていたのに、うっかり20年くらいこのアルバムのことを忘れていた。
最近友人宅でかかっていて、「これどのアルバムかわかる?」と聞かれても思い出せなかったくらい
深〜く忘れていたのが情けない。年かな?
そこでCDで買いなおしてみた。そして20年ぶりにじっくり聞いてみた。
とても良い。しかもめちゃくちゃ良い。全ての曲がいい。
Blow Awayのスライドギター、Here come the Moonのアコースティックギターがなんとも言えず美しい。

ひとことで言うと『愛』に満ち溢れた、たぐい稀なコンサート。(DVD)
こんなにも愛に満ち溢れたコンサートは他にないのではないだろうか?
ジョージ・ハリソンの1周忌(2002年11月29日)にロンドンで開催されたもので
ラビシャン・カール、クラプトン、ポール、リンゴ、ジェフ・リン、ビリー・プレストン、トム・ペティなど
豪華メンバーだけど普通と違うのは出演者のみんながジョージをこころから愛していたんだ、
という想いがジョージの曲の演奏と共に伝わってくる感じと、そのやわらかい映像。
何度見てもなぜか飽きない、何度も見たくなるのはまたその愛を感じたい、という想いからだと思う。
ラビシャン・カールの娘アヌーシュカ・シャンカールによるオープニングのインド音楽では
精神世界へと誘ってくれる。
今、あらためてジョージの音楽センスと人間性に触れた気がした。
ちょっと高いけど少なくともビートルズファンなら持っておいて絶対損はないと思います。
Artist: ERIC CLAPTON Title: Me and Mr.Johnson

こんなモロ趣味的なCDを出せるというのは、さすがクラプトンだなと思いました。
もう充分にやることはやったし、ここらで好きなロバートジョンソン先生のブルースを
どっぷりやってみようという余裕シャクシャクのアルバムです。
クラプトン自身は楽しんだだけでも、これをきっかけにブルースを知る人たちもいるでしょう。
そんな僕も20年以上前にクラプトンからブルースのかっこよさを教えてもらいました。
クラプトンはブルースだけではなく、以前ボブマーリーの「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をカバーして
レゲーブームに貢献しました。

ライクーダーは、キューバ音楽の忘れ去られようとしていた老ミュージシャンたちを集めて
ブエナビスタソシアルクラブでグラミー賞を取ったりしましたが、この2人は自分の音楽もさること
ながら、本当に良い音楽を世間に広めることに並々ならぬ貢献をしていると感心するのです。
たぶん、まだまだ知られていない良い音楽が世界にはたくさんあるんでしょうね・・・。

ちなみにロバートジョンソンのカバーでは、カサンドラウィルソンのアルバム「Blue」の中の
"Come on in my kitchen"は最高です。
Artist: JOE HENRY Title: TINY VOICES
いつものように図書館の閲覧室でミュージックマガジンを見ようと手に取って表紙を見ると
今月号の特集がブルースの101年。....う〜ん。。ほしいぃ。
図書館で読むのはやめて、近くの本屋へ走った。(ほんとに走ったので疲れる。汗ダク。)
汗をふきふきミュージックマガジンを買って、今度はゆっくり歩いて帰る。
そして雰囲気を出すためにマディーウォーターズなんかかけながら、やっぱブルースだよな〜♪
...なんて見てると、新譜レビューでジョーヘンリーの新譜が見にとまった。
「ふ〜ん、評論家のみなさんが全員イイこと書いてある。」ジャケットもサーカスの格好をしているけど
なにやら怪しい雰囲気。セピア調の古ぼけた感じもイカシてる。こりゃハズレじゃないなと、
amazonでさっそく購入。

う〜ん。やっぱ当たりだ。
ジャッケット通りの怪しげで深い音楽。
それでいてシャレてるぅ。これ聞いてるとなんかいいアイディアが出そうだ。