《極上の音楽を求めて目次》
1.ジョニミッチェル<98.12.12>
2.モンゴル、馬頭琴とホーミーを生で聞いた
3.カサンドラ・ウィルソン<99.1.26>
4.ホーミーお詫びと訂正<99.4.14>
5.アーロン・ネヴィル<99.4.14>
6.ジョンレノンが死んだ日<99.5.24>
7.野澤享司22年ぶりの復活!<99.7.2>
8.マイクオールドフィールド<99.8.27>
9.本物のロックンロールを熱く語る<99.11.01>
10.1999年ベストアルバム発表。<'00.1.23>
11.「イマジン」リマスタ盤レポート<'00.2.20>
12.XTCはやっぱりエクスタシー<'00.6.23>
13.コンパイ・セグンドJAPAN TOUR<'00.12.02>
14.”胸キュン”ミュージックあがた森魚<'02.1.1>
15.ブライアンウィルソン名古屋公演<'02.2.25> |
極上の音楽その9<99/11/01> |
ご存知ですか?本物のロックンロールを・・・ |
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Chuck Berry
HAIL!HAIL!ROCK 'N' ROLL(¥3390)
1986年10月16日セントルイスでの60才のバースデイコンサートを中心としたチャックベリーのドキュメントビデオです。
チャックベリーのドキュメントでありながら、あまりのチャックのわがままに苦悩する、音楽プロデューサーキースリチャーズのドキュメントでもあります。はっきり言ってバカウケ!
「俺の今までの人生で、殴られて殴り返さなかった唯一の人間がチャックだよ!」のキースのセリフがこのビデオ製作がいかにハードだったかを物語っています。(笑) |
最近のJ-POPのビジュアル系のバンドなどからは本物のロックンロールのエキスをなかなか感じる事は出来ない。ジャンルが違うと言ってしまえばそれまでだけど、基本にブルースとロックンロールがないとロックではない!というのが僕の持論です。ちなみに山崎まさよしさんはすごいと思う。あの若さでブルースのエキスがプンプンする。彼のオリジナル曲より、なにげなく弾くギターのフレーズからは僕ちん、ブルースが好きですー!という叫びが聞こえてきます。彼のギターを数秒聞いて、またしても負けたぁと思いました。(あまり勝ったと思う事もないのですが)
それはさて置き、チャックベリー。このビデオを見れば彼がどういう人間かだいたいわかると思います。彼は言わずと知れたロックンロールの王様でありながら、実はビジネスマン型のロックンローラーなのです。というのは、普通は自分のバンドを持っていて、ツアーに出る時などはバンドといっしょに行動するのが一般的だと思うのですが、彼はバンドを持たず、たったひとりでコンサート会場へ出向き、バンドは現地調達するという独自の営業方針を取っていたようです。ようするに従業員を雇わず、必要な時だけパートを使うワンマン社長という感じでしょうか。会場入りは数分前、もちろんバンドとのリハーサルもなし!曲順もバンドに教えない。バンドマンはチャックのイントロを聞いて何の曲かを判断し、ついて行かなければならない。(結構つらい!)
そんな雇われバンドのひとりに若き日のブルーススプリングスティーンがいた。
彼はビデオで・・・「ギリギリに会場入りしたチャックに、何の曲をやるんだい?と聞いたらチャックは”チャックベリーの曲だよ”としか言わなかった」と笑いながら言った。そして最後に「チャックは僕の事など覚えていないだろう。一回使っただけの田舎バンドのひとりだから、でも僕に孫ができたら”おじいちゃんはあのチャックベリーのバックバンドをやったんだぞ!”と自慢してやるのさ・・」と子供みたいに無邪気に言った言葉がとても印象的だった。
そうチャックは、現在のトップアーティストからも絶大な尊敬を欲しいままにするキングオブロックンローラーだ。このビデオコンサートのゲストミュージシャンとして、エリッククラプトン、ジュリアンレノン、リンダロンシュタットなどが参加している。コメンテーターとしては、ジョンレノン、リトルリチャード、ジェリーリールイス、ロイオービソンなど彼らのコメントにも爆笑できる。とにかくチャックの近寄りがたい程の功績とは裏腹に、わがままだけど憎めない彼の人間性に、キースをはじめサポートメンバー達が困惑させられる様子がとてもとても楽しい。特にキースファンは必見だ。ぜったい見てほしい。
★チャックベリー日本公演回想記★
20年近く前、元ピチカートのK君とチャックベリーの日本公演を見に行った。どこから手に入れたのかK君が入手したチケットは何と前から2列め!ななめ後ろにジュリー(沢田研二)がいた!僕は当時、クラプトンやイーグルス、ビーチボーイズ、ドゥービーブラザースなどビッグアーティストのコンサートには慣れていたけれど、後にも先にもこのコンサートほど熱狂した事はない。
よく若い女の子がアイドルのコンサートでキャー!!!と叫んだりするのを見て、僕は彼女らは、普通ではなく少しおつむテンテンが弱いのだと思ってました・・(ゴメンナサイ)。なぜなら僕は一度も絶叫するほど理性を失った事はなかったからです。だけどはじめて知りました、その興奮を、このチャックベリーのコンサートで。コンサートが徐々に盛り上がりチャックのオハコ、ダックテイルステップ(片足でピョコピョコ跳ねるステップ)を目の前で見た時は、ギィャーー!!!!と完全に理性のかけらもなくなっていたのです。そう私は正真正銘ロックンロールおバカさん。本物のロックンロールは人をおバカさんにしてしまう程の威力があるものなんです。
そう僕はチャックベリーの大の大の大ファンです!
ギィャーー!!!!チャックーー!!
失礼しました・・。
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